生きる意味ってなんですか?

~その答えは仏教にありました~

仏教

死ぬのが怖い人へ、お釈迦様からのメッセージ

小さいころ、 「死んだらどこへ行くんだろう」 「みんな自分のことを忘れてしまうのかな」 「もうお母さんに会えないのかな」 そう思うと怖くなって、布団の中で震えていました。 大人になってからも、家族や親せきや友人、大切な人が亡くなったとき、 「も…

後悔なく臨終を迎える秘訣とは

私たちはみな、明日があると信じて生きています。 しかし、「明日がある」というのは果たして真実でしょうか? 今日交通事故で亡くなった人、病気で亡くなった人に、明日という日はありませんでした。 自分の命は明日もある、1週間後もあると信じているので…

なぜ自殺してはいけないのか③

ananchangbuddhism.hatenablog.com ananchangbuddhism.hatenablog.com 自殺問題について考えることは、これからの日本にとって、そして人類にとって、最重要課題であると私は思っています。 なぜなら、政府が国をあげて取り組んでいるにも関わらず、いまだに…

なぜ自殺してはいけないのか②

後輩が自殺をしたことをきっかけに、なぜ自殺をしてはいけないのか?ということを真剣に考えるようになりました。 この問いにはっきり答えを出しているのは、今のところ仏教だけであるという記事を以前書きました。 ananchangbuddhism.hatenablog.com 学校の…

大切な人を亡くした方へお釈迦さまからのメッセージ

子供や親、兄弟、夫や妻、恋人・・・ 大切な人を亡くしたとき、私たちは深い深い悲しみに苦しみます。 その愛が深ければ深いほど、大好きであった人ほど、亡くした時の悲しみは大きく、 いっそ自分も一緒に死んでしまいたいとさえ思います。 その絶望感は、…

私の人生このままでいいのだろうか

「私の人生このままでいいのだろうか」 そんな風に思う人は少なくありません。 私もときどき思いますし、友人の悩み相談などを聞いていても、 このワードにうなずく人は意外と多いです。 「毎日、家と仕事の往復で一日が終わっていく」 「かと言って、自分が…

なぜ自殺してはいけないのか?①

人生は苦なり とお釈迦さまは言われました。 人生というのは苦しみ悩みの連続で、 生きていくことは本当に大変なことです。 あまりにも大きな壁にぶちあたったり、絶望したとき、 私たちは、いっそのこと死んでしまいたいとさえ思います。 死にたいとは思わ…

孤独に押しつぶされそうな人へ、お釈迦さまからのメッセージ

人生は、苦しみ悩みの連続です。 友達を求めるのも 恋人を求めるのも 結婚するのも 自分を分かってほしいから。 認めてほしいから。 一人じゃ乗り越えられない苦しみがあるからです。 自分のすべてをさらけ出しても「好きだ」と 言ってくれる人がいたら、 そ…

幸せってなんですか?

私はときどき、 幸せってなんだろう? と考えるときがあります。 みんなが幸せについてどのように思っているのか、 聞いて回ったりしたこともありました。 大半の人が幸せを感じることはあっても、 幸せって何だろう というところまでは考えない ということ…

白骨の章

浄土真宗でよく読まれる白骨の章 (蓮如上人の御文章の中にある一節です) 「白骨の章」とは名前にあるように、 生まれた者は必ず死んでいかねばならない厳粛な現実を 名文で書かれているので、 浄土真宗の葬式の際に、よく読まれています。 ご家族や大切な…

目的と手段の違い(人生編)

仕事にしろ勉強にしろ、 目的をはっきりさせてから、手段を選ぶことが大切です。 では、人生の目的と手段は何でしょうか? あなたの人生の目的は? あなたの生きる目的は? と聞かれて、 「世界一周すること」 「マイホームをたてること」 「目的なんて人そ…

なぜ寺がつぶれるのか?

寺とコンビニの数、 どちらが多いと思いますか? 街中を歩いている感覚で言うと、 コンビニの方が多いような気がしますが、 コンビニは5万5000以上、寺は7万5000以上で、 圧倒的に寺のほうが多いのです。 ところが、 コンビニに毎日行くという人はいても、 …

働く意味が分からない④

世界20カ国以上を旅しながらも、 自分の生きる意味や、働く意味が見出せずにいました。 旅をするのは好きだし、旅を仕事にするというのも考えました。 アフィリエイトなど広告収入で、旅をしながら稼ぐという方法もありました。 しかし、一生旅をして暮ら…

働く意味がわからない③

私が世界を旅している中で、「働く」ということに関して とても印象に残った国がありました。 インドです。 インドといえば、古くから『カースト制度』と呼ばれる身分差別がある国です。 もともとカースト制というのは、支配者階級が労働者階級を支配するた…

働く意味がわからない②

「仕事やだなぁ」 と言うと、 「やりたい仕事をやればいいじゃない!」 と言う人がいます。 もちろん、好きなことでお金が稼げたらそんなに嬉しいことはありませんので、 それを実現されている方は本当に努力なさっているのだと尊敬します。 しかし、そもそ…

本当の仏教とは?

本当の仏教とは何か? 正しい仏教とは何か? 仏教に関心のある方や、独学で学ばれた方に、 こんな質問をされることがあります。 世間のほとんどの人が仏教に抱くイメージは、 ・葬式、法事、寺 ・修行、座禅、ヨガ ・人間関係の悩みや、欲や怒りの抑え方を教…

死にたいと思っている人へ、お釈迦さまからのメッセージ

私たち人間が、 みな求めているのが「幸せ」です。 すべての人が、幸せになりたい、不幸になりたくない、 と思って一生懸命生きています。 しかし、生きていてもいいことがあるとは思えず、 こんな苦しい人生ならいっそ死んだほうがまし。 そう思って、自ら…

親の大恩⑤ 自分よりも子供を優先してくださる親の愛

親の大恩十種の5つ目が、 ⑤ 廻乾就湿の恩(えかんしゅうしつのおん) 母親は子供を乾いたところに廻し、 自らは湿ったところに就いて寝る、 という意味ですが、 子供がおねしょをした時のことです。 寝小便をした子が、 隣に寝ている母親を起こせば、 親は…

親の大恩④ 寝る間も惜しんで育ててくれた母へ感謝

親の大恩十種の4つ目が、 ④ 乳哺養育の恩(にゅうほよういくのおん) これは赤ん坊にお乳を飲ませ、養うご恩です。 生まれたばかりの赤ちゃんは、 三時間ごとに母親のお乳をねだり、 泣き出します。 朝9時 12時 15時 18時 21時 24時 3時 6時・・・ お母さん…

親の大恩③ 苦しみを忘れて、わが子の誕生を喜んでくださる父と母

親の大恩十種の3つ目は、 ③生子忘憂の恩(しょうじぼうゆうのおん) これは、 元気に生まれた我が子の姿を見ると これまでの悩み苦しみが一返に吹き飛んで 父母ともに喜んで下さるご恩です。 『父母恩重経』には、 「若しそれ平安になれば、猶蘇生し来るが…

親に感謝できないのはなぜか?

「なんで自分は親に感謝できないんだろう?」 と悩んでおられる方は意外と多いです。 親に感謝できなくて悩むというのは、 非常に尊い心の持ち主だと思います。 自分の心を見つめ、 「親に感謝したい」 と努力している方にしか湧いてこない心だからです。 昔…

墓参りの本当の意味とは?

8月15日は「お盆」と呼ばれ、 墓参りへ行かれる方も多いと思います。 私も小さい頃から、 「じいちゃんの墓行くよ~!」 と親に連れられて、 墓に向かって手を合わせたりしていました。 しかし、 内心ではずっと疑問に思っていました。 「なんでただの石に向…

法鏡とは?

私たちが、 決して崩れることのない永遠の幸せになるためには、 仏教をよくよく聞くことが大事であると言われます。 まず、 自分の本当の姿を正しく知ることが、 幸せの第一歩だからです。 2600年前のインド。 お釈迦さまが、 35才で仏のさとりを開かれてか…

仏教は暗いのか?

「仏教を聞くと、暗くなる」 「私はもっと明るく生きたいのに、仏教ではマイナスなことしか言われない」 「仏教は死のことばかり」 といった意見がありますが、 これは、 まだ仏教の片側しか知らない意見だと思います。 確かに、 仏教では「人間の実相」 つ…

心で思っていることを、すべて言葉にできるか?

仏教では、 人間の作る罪悪を「十悪」にまとめられ、 そのうち最も恐ろしい「欲・怒り・ねたみそねみ」の心を見てきました。 これらの心が、 口から出る(言葉になる)と次の4つの罪悪となります。 ④綺語(きご)・・・心にもないお世辞を言うこと。 ⑤両舌…

最も恐ろしい、ねたみ・そねみ・嫉妬の心 ~愚痴~

私たち人間が作る「十悪」のうち 最初の3つが、 「貪欲・瞋恚・愚痴」の三毒の煩悩。 その中でも特に恐ろしいとされるのが、 「愚痴(ねたみ・そねみ・嫉妬の心)」です。 欲が満たされなければ怒りになり、 怒っても勝てない相手には、 ねたみそねみの心が…

怒りのループにはまらないためには・・・ ~瞋恚~

お釈迦さまが、 人間の作る罪悪を10個にまとめられています。 その2つ目が、「瞋恚(しんに)」です。 あまり聞きなれない言葉だと思いますが、 怒りの心のことです。 怒りの心はどのようにして起きるのでしょうか? 十悪の1つ目である「欲」がさまたげ…

十悪とは? ~欲の心~

仏教では、 「幸せになるためには悪をやめて善をしなさい」 と言われます。 では、悪とは何でしょうか? お釈迦さまは、 私たち人間の作る罪悪を10個にまとめられています。 『十悪』 ①貪欲(とんよく) ②瞋恚(しんに) ③愚痴(ぐち) ④綺語(きご) ⑤両…

人生観を変える善のすすめ

仏教における善悪基準をもとに、日々生活していくと、 人生が変わるほどの結果をもたらすこともあります。 善行というと、 ボランティアとか寄付といった社会奉仕を想い浮かべますが、 仏教で最も大事にされるのは、 施す金額や量ではなく、 「どんな心」で…

偽善者とは?

「人」の「為」 と書いて、 「偽」という漢字になります。 人のために何かをすることは善いことですが、 「自分のため」なのに「人のため」といってやることは偽善。 例えば、あなたが満員電車でお年寄りに席を譲ったとします。 すると相手は、「有り難う」…