生きる意味ってなんですか?

~その答えは仏教にありました~

怒りのループにはまらないためには・・・ ~瞋恚~

お釈迦さまが、

人間の作る罪悪を10個にまとめられています。

 

その2つ目が、「瞋恚(しんに)」です。

 

あまり聞きなれない言葉だと思いますが、

怒りの心のことです。

 

怒りの心はどのようにして起きるのでしょうか?

 

十悪の1つ目である「欲」がさまたげられると

出てくるのが「怒り」です。

 

旦那に優しい言葉をかけてほしいのに、

冷たくされて腹が立つ。

子供が言うことを聞かないと、腹が立つ。

欲しい物が手に入らないと、腹が立つ。

 

怒りは無謀に始まり、後悔に終わる

 

と言われるように、

人間は一度かっとなったら理性を失い、

言ってはならないことを言い、

やってはいけないことをやってしまうものです。

 

後悔したときには、時すでに遅し。

 

たった一度の怒りで、

家族や会社、すべての信用を失ってしまった人がどれだけいるでしょうか。

 

そんな怒りが、

人の心にも、自分の心にもあるのだということを

いつも意識しておかなければなりません。

 

怒りのループにはまらないためにはどうしたらよいでしょうか?

 

自分がかっとなった時は、

かっとなった自分を、

出来るだけ客観視するように心がけること。

 

「あ、今私怒られているなぁ」

「腹が立っているんだなぁ」

 

と外から自分をみてあげましょう。

事実をありのままに見ることが、

怒りを爆発させないコツです。

 

寝てしまって、時間を置くのも効果があります。

話し合いをするときは、怒りの感情があるときはやめて、

数日たって落ち着いたときにするようにしましょう。

 

そして怒りには怒りで返さないこと。

 

不要な争いに巻き込まれないためには、

怒った人に「近づかない」ことが一番です。

 

冷たいと思うかもしれませんが、

一度かっとなると周りが何を言っても聞きません。

本人の熱が冷めるまで、待ってあげるほうが賢い選択です。

 

悪因悪果の通り、

「怒り」という悪因は、必ず悪果となって本人に返ってきます。

 

だから、

自分も腹が立つ時は

「その手には乗らぬぞ!」

と裏をかいて笑ってしまえばいいのです。

 

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