働く意味がわからない①
「働く意味がわからない」
「このまま一生、この仕事をして人生終わっていくのかな・・・」
そう思ったことはありませんか?
私は毎日そう思っていました。
私は3度ほど転職をしていますが、最初に就職したのが「葬儀会社」でした。
人の死に向き合い、人生の最後を送り出す仕事にやりがいを感じていたし、
特殊な仕事柄、給料も悪くありませんでした。
しかし、朝6時から夜11時まで必死に働き、休日にも仕事の電話が入ります。
死は待ったなしにやってくるからです。
家に帰ったらくたくたで、食事をして寝るだけ。
そんな毎日の繰り返し。
一休さんの言葉通りでした。
世の中は食うて糞して寝て起きて、
さて、その後は、死ぬるばかりよ。 (一休宗純)
休みが不定のため、友達ともだんだん距離を置くようになり、
人と連絡を取ることすら億劫に感じるようになりました。
今思うと鬱寸前だったと思います。
このまま一生終わっていくのかな・・・
そう思っていた時に、ロシア語を話せる経験を生かして働かないか?
というお誘いがあり、葬儀会社をやめ、思い切って転職しました。
前職で、「死」と向き合う仕事をしていたため、
自分なりの死生観を作り上げていました。
「死んだら終わり。無になる。」
「どうせ死ぬなら、人生思いっきり楽しんでやろう!」
残業もなく、17時には必ず帰れたので、
アフターファイブは好きな趣味や勉強など思う存分できました。
今までできなかったことが自由にできるようになった解放感で、
最初こそ「人生は楽しんだもん勝ち!!!」
なんて思っていましたが、
そんなものは長くは続きませんでした。
好きなことをしていたとしても、
いつの間にか、また同じ毎日の繰り返しになっていたのです・・・
このままじゃダメだ。
変わらなければ。
人とは違うなにかをしなければ。
人生を変えるような感動がほしい。
そう思った私は、世界へ飛び出しました。