生きる意味ってなんですか?

~その答えは仏教にありました~

2017-01-01から1年間の記事一覧

法鏡とは?

私たちが、 決して崩れることのない永遠の幸せになるためには、 仏教をよくよく聞くことが大事であると言われます。 まず、 自分の本当の姿を正しく知ることが、 幸せの第一歩だからです。 2600年前のインド。 お釈迦さまが、 35才で仏のさとりを開かれてか…

仏教は暗いのか?

「仏教を聞くと、暗くなる」 「私はもっと明るく生きたいのに、仏教ではマイナスなことしか言われない」 「仏教は死のことばかり」 といった意見がありますが、 これは、 まだ仏教の片側しか知らない意見だと思います。 確かに、 仏教では「人間の実相」 つ…

心で思っていることを、すべて言葉にできるか?

仏教では、 人間の作る罪悪を「十悪」にまとめられ、 そのうち最も恐ろしい「欲・怒り・ねたみそねみ」の心を見てきました。 これらの心が、 口から出る(言葉になる)と次の4つの罪悪となります。 ④綺語(きご)・・・心にもないお世辞を言うこと。 ⑤両舌…

最も恐ろしい、ねたみ・そねみ・嫉妬の心 ~愚痴~

私たち人間が作る「十悪」のうち 最初の3つが、 「貪欲・瞋恚・愚痴」の三毒の煩悩。 その中でも特に恐ろしいとされるのが、 「愚痴(ねたみ・そねみ・嫉妬の心)」です。 欲が満たされなければ怒りになり、 怒っても勝てない相手には、 ねたみそねみの心が…

怒りのループにはまらないためには・・・ ~瞋恚~

お釈迦さまが、 人間の作る罪悪を10個にまとめられています。 その2つ目が、「瞋恚(しんに)」です。 あまり聞きなれない言葉だと思いますが、 怒りの心のことです。 怒りの心はどのようにして起きるのでしょうか? 十悪の1つ目である「欲」がさまたげ…

十悪とは? ~欲の心~

仏教では、 「幸せになるためには悪をやめて善をしなさい」 と言われます。 では、悪とは何でしょうか? お釈迦さまは、 私たち人間の作る罪悪を10個にまとめられています。 『十悪』 ①貪欲(とんよく) ②瞋恚(しんに) ③愚痴(ぐち) ④綺語(きご) ⑤両…

人生観を変える善のすすめ

仏教における善悪基準をもとに、日々生活していくと、 人生が変わるほどの結果をもたらすこともあります。 善行というと、 ボランティアとか寄付といった社会奉仕を想い浮かべますが、 仏教で最も大事にされるのは、 施す金額や量ではなく、 「どんな心」で…

偽善者とは?

「人」の「為」 と書いて、 「偽」という漢字になります。 人のために何かをすることは善いことですが、 「自分のため」なのに「人のため」といってやることは偽善。 例えば、あなたが満員電車でお年寄りに席を譲ったとします。 すると相手は、「有り難う」…

幸せになるには善いタネまきを ~因果の道理~

布施をする、 つまり、人に金や物を与えることは、 自分のほうが損をするのではないか? と感じてしまう人がいます。 リンゴを3つ持っていて、 2つを人にあげると、 自分の手元にはリンゴは1つしか残らない。 これを損と思うか、得と思うか? 目先の結果し…

善とは?悪とは?~①布施をする~

生老病死、その他もろもろの苦しみの多いこの世で 本当の幸せになるには、真剣に仏教を聞きなさいよ。 とお釈迦さまは言われています。 では、具体的にどのように聞けばよいのか? まず、 仏教で勧められているのは廃悪修善です。 「悪をやめて、善をしなさ…

世界を旅して分かった「本当の幸せ」

私たちは、求めても求めても結局満足せず、 幸せを求めてさまよい続けています。 これを仏教で、流転輪廻と言われます。 私自身、何かを求めてさまよい続けていたように思います。 「自分探し」のために海外へ旅に出る若者は多いです。 私もその一人で、 日…

幸せになれないのはなぜ?

私たちが知っている、相対の幸福と 仏教でいわれる、絶対の幸福は、 同じ幸せでも種類が違います。 「絶対の幸福」は、 仏教を聞いていけばどんな人でもなれる幸せですが、 なった人にしか分からない幸せです。 ただこれ、不可思議・不可称・不可説の信楽な…

幸せには2種類ある?

どんな人にも、 これ一つ果たさなければならない 「人生の目的」がある。 と、仏教では言われています。 その目的とは、 「幸せ」になることです。 もちろん、不幸になるために生きている人などはいませんので、 幸せになるために頑張って生きていることは間…

生きる意味が分からない人へ、お釈迦様からのメッセージ

この世は諸行無常です。 すべてのものが、移り変わり、亡くなっていきます。 辛いことが、時間が経つと消えていくのは嬉しいですが、 大切な人との別れや、 自分がこの肉体から引き離されて、 死んでいかねばならないのは 本当に辛くて悲しいことです。 「ど…

「諸行無常」が幸せのキーワード

『涅槃経』というお経の中に、 諸行無常 という言葉があります。 古文の授業で聞いたことがある人もいるかもしれません。 『平家物語』の冒頭にも使われています。 「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり、 沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理(ことわり)を…

「生きる」とは「信じること」

神を信じる 仏を信じる などと言われますが、 「信じる」というのは、特定の宗教に限ったことではありません。 ・この人と結婚すればきっと幸せになれると「信じて」、 人生の伴侶を決める。 ・仕事は辛いけど、頑張れば幸せになれると「信じて」、 毎日会社…

「宗教」=「信じる」なのか?

宗教というと、 神様・仏様、自然、有り難いシンボルなど、 何か人間の力の及ばないすごいものを「信じる」こと と認識されていると思います。 神のご加護を信じる 自然のパワーを信じる 信じる者は救われる では、その「信じる」とはどういうことでしょう?…

そもそも宗教って何?

宗教って何だろう? と改めて疑問に思う人は、 日本では少ないかもしれません。 私の人生では、 宗教というものについて考える機会が何度かありました。 まず、19歳でロシアのモスクワ大学へ留学した時。 大学の寮に1年近く住んでいたので、 ロシア人だけで…

世界中の人が本当の幸せになるには

世界中の人が幸せになるにはどうしたらよいか? ということを10年ほど前から真剣に考えはじめました。 哲学書や心理学などの本を読みあさったり、 海外の貧しい国や、紛争地域を1人で放浪してみたり、 変わった仕事や趣味に挑戦してみたり・・・ それなりに…