生きる意味ってなんですか?

~その答えは仏教にありました~

生きる意味が分からない人へ、お釈迦様からのメッセージ

この世は諸行無常です。

 

すべてのものが、移り変わり、亡くなっていきます。

 

辛いことが、時間が経つと消えていくのは嬉しいですが、

大切な人との別れや、

自分がこの肉体から引き離されて、

死んでいかねばならないのは

本当に辛くて悲しいことです。

 

「どこかに永遠の幸せはないだろうか?」

「大切な人とずっと一緒にいたい」

 

みなそう思いながら、変わらない幸せを求めて日々努力しますが、

いまだにそんな幸せは見つからないのが現実です。

 

「結局この人生に、変わらない幸せなんてないじゃないか!!!」

「今まで通り、辛いことも苦しいことも全部受け入れて

 頑張っていくしかないのか・・・」

 

という結論になりますが、実はそうなのです。

 

ものごとを深くまで考え、

「生きる意味」というものを突き詰めていく人はなおさら、

結局そういう結論になってしまうのです。

 

だから、

哲学者や作家、アーティストには自殺が多いです。

 

頭の良い人ほど、

「人生には意味がない」

「そんな意味のない人生なら早く死んだ方がマシ」

というゴールに辿り着いてしまうのかもしれません。

 

しかし、

これをゴールだと思ってしまうのは非常に危険なことです。

ゴールがあるのに、それを知らずに死んでしまうことは

決してあってはなりません。

 

私たち人間の智慧で「生きる意味」を考えても、

答えは出ません。

実際、哲学というものが古代にうまれ、

生きる意味がさんざん討論されてきましたが、

いまだに納得できる答えは出ていません。

 

ならば、

「生きる意味」は、すでに答えを知っている人に聞かなければなりません。

 

仏教では、

人生には生きているうちにゴールがあることを、

ハッキリと教えられています。

 

「なんのために生まれてきたのか」

「なんのために生きるのか」

「苦しくても生きなければならないのはなぜか」

「なぜ自殺してはいけないのか」

 

その「なぜ生きる」の疑問に答えがあることを、

お釈迦さまが生涯をかけて、

私たちに伝え続けられたのが仏教なのです。

 

天上天下 唯我独尊 (てんじょうてんが ゆがいどくそん)

三界皆苦 吾当安至 (さんがいかいく ごとうあんし)

 

お釈迦様のこの言葉は、

間違えて解釈されていることが多く、

正しい意味を知っている人は少ないです。

 

お釈迦さまが「私が一番偉い」と言った言葉だと

誤解されていますが、それは大きな間違いです。

 

正しくは、

 

天上にも地上にも、

ただ私たち人間に生まれた者しか果たせない、尊い目的がある。

人生には三つの世界があると言われるが、

そのどれもが苦しみの世界である。

しかし、その苦みの中にありながら、

私(釈迦)は安らかで楽しい。

 

三界とは、

①欲界・・・食べたい、金が欲しい、異性から好かれたい、人から認められたい、

      楽したい、という五欲のみで生きている世界。

②色界・・・芸術の世界

③無色界・・・宗教や哲学など思想の世界

 

私たち人間は、みなこの3つの世界で生きていると言われます。

 

無色界は、

欲だけで生きている世界よりは高尚とされますが、

いずれにせよ、苦しみの人生に変わりないと

お釈迦様は言われています。

 

しかしそんな苦しい人生でも、

安らかで楽しい世界へ行ける方法が、

たった一つあります。

 

性別、生まれた国、貧富の差、犯罪者、障害者関係なく、

どんな人もこの安らかで楽しい世界へ行ける方法が

仏教に説かれています。

 

それが、人生で果たさなければならない

全人類共通の目的です。

 

だから、それを果たすまでは絶対に生きなければなりません。

絶対に死んではなりません。

 

それが、2600年の時を経て、

私たちへ向けられた釈迦からのメッセージです。

 

その「目的」とは一体なんなのか。

どうすればその目的を果たせるのか。

 

仏教を重ねて重ねて聞いていただきたいと思います。

 

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