生きる意味ってなんですか?

~その答えは仏教にありました~

目的と手段の違い(人生編)

仕事にしろ勉強にしろ、

目的をはっきりさせてから、手段を選ぶことが大切です。

 

では、人生の目的と手段は何でしょうか?

 

あなたの人生の目的は?

あなたの生きる目的は?

 

と聞かれて、

「世界一周すること」

「マイホームをたてること」

「目的なんて人それぞれ」

 

などと答える人が多いですが、

人生の目的と手段の違いをハッキリさせることが、最も大事なことだと

仏教では言われます。

 

上記のように、

「人生の目的は人それぞれ」

と多くの人が言いますが、

お釈迦さまは、

人生の目的はたった一つであり、全人類共通だと言われます。

人生の目的は、

世界一周することでも、マイホームを建てることでも、人それぞれでもありません。

 

接取不捨の利益(せっしゅふしゃのりやく)を獲ること

 

だと説かれています。

 

現代の言葉でいえば、絶対の幸福です。

なにかと比べて喜ぶ幸せではなく、

「自分が生まれてきたのはこのためだった!

私は宇宙一の幸せ者だ!」

と命そのものを喜べる幸せです。

 

お釈迦さまが、幸福な人を3通りに分けて、

この世に三長者あり

と言われました。

 

1つめが「家の長者」で、お金や財産に恵まれた人のことです。
2つめが「身の長者」で、健康な人のことです。
3つめが「心の長者」で、絶対の幸福になった人のことです。

 

お金や財産にめぐまれ、健康にめぐまれた人は

もちろん素晴らしい幸せ者ですが、

残念ながらその幸せは、

死が来れば、くずれてしまう仮の幸せです。

 

「心の長者」と呼ばれる絶対の幸福になった人は、

たとえ死が来てもくずれない、永遠の幸せに生かされた人です。

 

心の長者になることが、私たちすべての人の人生の目的であり、

その目的を達成するために、

家族やお金、健康などの生きる手段が必要になってくるのです。

 

目的がハッキリして、はじめて手段が決まるのです。

 

人生の目的=絶対の幸福になること(ただ一つ)

生きる手段=金・仕事・家族・健康など生きていくために必要なもの(人それぞれ)

 

金や仕事・家族や健康のためだけに

私たちは生きているのではありません。

 

お金があってもなくてもどちらでもいい。

結婚していても独身でもどちらでもいい。

健康でも病気でもどちらでもいい。

 

自分の環境がどんなものであっても、

喜べる幸せが絶対の幸福です。

 

シャボン玉のようにいつか消えてしまう幸せではなく、

永遠に色あせることのない絶対の幸福に早くなりなさいよ。

人生の目的を間違ってはなりませんよ。

その目的達成するには、

仏教を聴聞することが最速の近道ですよ

 

と、お釈迦さまは生涯、説かれていきました。